「LTって面白そう！やってみたい！」の思いつきから主催することになったオンラインLT会。当日の振り返りと、感想編です。
事前準備編はこちら
いよいよLT会当日！
当日のみなさんのテーマはこちら。職種とテーマがほどよくばらけていい感じに。
タイムキーパーをしながら、メモを取りつつ質問内容を考えながらの参加でしたが、
とにかく楽しかった！
5分の枠組みの中で、実際のインスタ投稿画面を見せたり、作る様子をデモで説明したりと発表方法もさまざま。全く触ったことのないツール、こんな方法もあるんだという発見は大変刺激的で、アドレナリンが出まくりのあっという間の2時間でした。
と同時に、いかに普段の業務内で扱っている世界が狭いかを思い知らされました。
サイト規模や対象としているユーザーが変われば、サイトの作り方、使用するツール、採用する技術も変わってきます。たとえ使ったことはなくても「こういうやり方がある」を頭の片隅に知っているだけで、ふと思い出したときにピンチを救ってくれるかもしれません。わからなければ、それを紹介してくれた人に聞いてみればいい。
外部の人と関わる意味ってここにあるな～！と改めて感じた次第でした。
また、発表が簡潔にまとめられているからこそ、その後の質疑応答に花が咲きます。
「さっきの内容ってどうやるの？」「実際効果あったの？」「どうしてそういう方法を取ったの？」と皆さん興味津々で、セミナーのようにお腹いっぱい話を聞くのもいいですが、あえて少し物足りないくらいがその後の会話も活発になるのだと感じました。
会話の中で、参加者の皆さんそれぞれが仕事をする上で大切にしている軸、ポリシーのようなものも感じ、技術的な内容だけでなく仕事に対する姿勢も、内省のきっかけを与えていただいた気がします。
参加者の皆さんの感想（Twitterより抜粋）
もう本当に、何者でもない私の主催するLT会にご参加いただき、発表いただいてありがたいことこの上ありません…（泣）嬉しい感想もたくさんで、主催してよかったと心の底から思いました。
反省点と課題
一方で、ファシリテーションについては課題・反省点もたくさんあります。
１. 質問は用意していたものの、内容が抽象的だったり、その返答に対するリアクションが薄くなってしまったりしていた
これは質問の「目的」が明確でないから起きたことでした。
質問は感想と違います。どうしてそういう質問をしたのか？が明確でないままに相手に尋ねてしまっていたため、返ってきた答えに対しさらに突っ込んだ質問をできず「なるほど～」とか「そうなんですね～」しかリアクションできなかったのです。そしてそこで途切れる会話…ただよう静寂…シーン。
２. 頭の中で考えてはいるが、口から説明できない
思考が漠然としていて頭の中を言葉にする瞬発力が足りておらず、うまく合いの手がいれられなかったり、締めがぐだぐだになってしまったりしました。おそらく「結局何を言いたいのか」が頭の中からはっきり選べていないのです。LTの資料づくりのように、「一番言いたいメッセージ」をピックアップする訓練が必要だと感じました。
３. 自然な感じで誰かに話を振る、の難しさ
あんまり話の輪に入れていない人がいるなーと思ったら、あえて話をふるように心がけていたのですが、自然に振るのって難しいですね。なかなかタイミングが上手くいかなかったです。パネルディスカッションやセミナー司会者のすごさがよくわかりました。
今回LT会を主催して思うのは、
アウトプットもただ自分ひとりでするより、誰かの目がある状態ですると格段に質が上がる
ということです。
- 体系的にまとめ、興味を持ってもらえるよう工夫しながら簡潔に伝える。
- 質疑応答で答えに詰まらないよう、エビデンスをしっかり取る。
これを繰り返していけば、おのずとインプットの質も上がるはずです。
課題も見えましたし、これからもLT会を不定期で開催していく予定です。
次はテーマを決めたり、職種限定のより深い技術寄りの内容にしたり、はたまたIT業界以外の人とやるのも面白いかもしれません。
